入社第一日 —— 新卒代表とした発表

日本の皆様、こんにちは!

これは私の初めての日本語のブログです。とても嬉しく思います。

10月1日の入社式の約1ヶ月前、人事部から新卒代表として入社発表をするよう招待されました。このような名誉をいただけたことに、心から感謝しています。今回のブログでは、その入社式の思い出を記録として残したいと思います。

以下は、私が入社式で発表した原稿です。

発表原稿


皆さん、こんにちは。

この度、入社いたしますグインカと申します。

本日は、新卒代表として発表の機会をいただき大変嬉しく思います。

私は中国の電子科技大学とイギリスのグラスゴー大学にて通信工学を専攻し、2つの学位を同時に取得しました。

留学した経験を通して、技術的な知識だけでなく、異なる文化や考え方を尊重しながら、協力し合う大切さを学びました。これからは今まで学んだことを活かして成長していきたいと思っております。

私が◯◯株式会社を選んだ理由は、2つあります。まず第一に、◯◯株式会社が長い歴史を持ち、安定して成長を続けている企業であることに大きな魅力を感じたためです。先輩方が作り上げてきた安定した環境の中で自分自身を成長させることができると確信しております。第二に、◯◯株式会社は業界の最前線で活躍し、最先端の技術と一流のお客様と向き合う機会を持っていることも、私にとって非常に魅力的でした。このような環境で、自分の技術力をさらに高めていきたいと考えております。

入社後は、まず日本語と技術力の向上に力を入れ、早期に業務に貢献できるよう努めてまいります。そして、信頼される社員として、チームに貢献し、会社のさらなる発展に寄与できるよう、全力を尽くしてまいります。将来的には、会社のプロジェクトにおいて重要な役割を担える存在になりたいと考えております。

 最後になりますが、日本での新しい挑戦を通じて、自己成長を遂げ、ベース株式会社の皆様とともに、明るい未来を築いていけることを楽しみにしております。

どうぞ、よろしくお願いいたします。


発表後、社長や役員、部長からもコメントをいただきました。少し自慢かもしれませんが、以下にその内容を記録したいと思います。

部長が私の発表中、何度も頷きながらメモを取っていたことに驚きました。発表後の彼の話で、私が話したキーワードがいくつか取り上げられ、それが彼の重要視する点に合致していたことに、少し驚きました。例えば、私は「異なるバックグラウンドを持つ人々を理解できる」と話しましたが、部長はその後、会社の国籍構成について話し、会社が日本人と中国人が半々であることを強調し、文化の融合を大切にしていることを述べていました。

また、私は「安定して成長し続ける企業」という点に魅力を感じてベース株式会社を選んだと話しましたが、社長はその後、企業の成長におけるビジョンと価値観を語りながら、「快快成长吧!(早く成長しなさい!)」と激励してくれました。この言葉に、私はこの会社での成長に対する大きな期待とエネルギーを感じました。

さらに、他の二人のリーダーたちも私の日本語について称賛してくれました。二人目の若手リーダーは、日本に来て10年以上経っても流暢に日本語を話せない人が多い中、私の日本語をとても流暢だと褒めてくれました。三人目のリーダーも「日本語能力試験N1に合格しても、ここまで流暢に話せる人は少ない」と言ってくれました。その上で、「これがいわゆる優等生ですか?」と冗談を言ってくれました。

正直言って、私はそのように過大評価されるのは信じられませんが、そのおかげで努力して準備した演講が少しでも評価されたと感じ、とっても気持ちが良かったです。自分の努力が認められたことで、もっと日本語を早く、真剣に勉強しようと心に誓いました。

これが私の入社式の思い出です。51名の新卒の一員として、私はこの思い出を胸に、これからも成長していこうと思います。

どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。